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概説
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南京大学は教育部直轄の重点総合大学である。1902年の創設以来、南京高等師範学校、国立中央大学などを経て、1949年に国立南京大学、1950年に南京大学となった。1952年の大学再編で理系学部などを他校に編入したのち、金陵大学と合併し、新生南京大学となった。
南京市内3ヶ所のキャンパスに23学部を有し、教員2,000人、学生は27,600人に上る。
1979年以来、海外30カ国、200以上の教育機関と学術交流を持ち、6,000人以上の留学生を受け入れてきた。 |
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基本データ
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英語表記:Nanjing University
住所:江蘇省南京市漢口路22号
電話番号:+86-25-8359-3186
サイトURL:http://www.nju.edu.cn/
創立:年1902年
所属官庁:教育部
211工程:1995年12月指定
教職員数:1,990人
中国人学生数:27,600人
留学生:
図書館蔵書:4,990,000冊
敷地面積:4,000,000平米
総合ランキング:5位(2008年度中国大学排行榜調べ) |
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略歴
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アヘン戦争後の列強の侵略、日清戦争での敗北を受け、中国では学制の改革と、西側の先端知識の導入が急がれた。こうした時代背景の中、南京大学の前身となる三江師範学堂が1902年に誕生した。
辛亥革命の影響で1911年に閉鎖となったあと、1915年に南京高等師範学校として復活。その後2段階を経て国立東南大学となった。1927年にいくつかの大学と統合して国立第四中山大学と改称。
大戦中は成都、重慶に疎開していたが、終戦後に南京に復帰。1949年に国立南京大学、1950年に南京大学と改称。1952年の大学再編では大幅な改組が行われ、金陵大学と統合して、新制南京大学となった。 |
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年表
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1902年05月 1904年11月 1906年05月 1911年12月 1915年09月10日 1921年09月 1923年06月 1924年08月 1927年06月
1927年06月 1928年02月 1928年05月 1932年09月 1932年09月 1935年
1937年10月
1937年11月 1946年11月01日 1949年08月 1949年05月 1949年 1949年 1950年10月 1950年 1950年 1952年07月
1952年07月
1952年07月
1952年07月
1952年07月
1952年07月
1952年07月 1952年07月 1952年07月 1952年07月 1952年07月
1953年10月 1966年
1972年 |
「三江師範学堂」として創設 三江師範学堂開学
両江師範学堂に改称 辛亥革命の影響で閉鎖 南京高等師範学校として再建 教育科、農科、工科、商科を分離、国立東南大学創設 文理科を国立東南大学に編入、南京高等師範学校閉鎖 工科を分離、河海工程専門学校と統合し、河海工科大学 河海工科大学、上海商科大学、江蘇法政大学、江蘇医科大学、南京工業専門学校、南京農業学校、蘇州工業専門学校、上海商業専門学校と統合
国立第四中山大学に改称
江蘇大学に改称
国立中央大学に改称 商学院を分離(国立上海商学院) 医学院を分離(国立上海医学院) 医学院を開設 医学院、牙医専科学校、農学院畜牧獣医系を四川省成都市に移転 上記以外を重慶市に移転 南京市に移転
国立南京大学に改称
上海市立体育専科学校を国立南京大学に編入
上海市立幼専を国立南京大学に編入
上海国立師範専科学校を国立南京大学に編入
南京大学に改称
曁南大学地理系を南京大学に編入
安徽大学土木工程系、芸術組を南京大学に編入 工学院を分離、農学院農業工程系、金陵大学理学院電機系、化工系と統合し、南京工学院を新設 農学院を分離、金陵大学農学院、浙江大学農学院一部系科と統合し、南京農学院を新設 師範学院を分離、金陵大学教育系、児童福利系、震旦大学托児専修科、嶺南大学社会福利系児童福利組、南京師範専科学校数理班を統合し、南京師範学院を新設 工学院水利系を分離、交通大学水利系、同済大学土木系水利組、浙江大学土木系水利組、華東水利専科学校水工専修科を統合し、華東水利学院を新設 農学院森林系を分離、金陵大学農学院森林系と統合し、南京林学院を新設 工学院航空工程系を分離、交通大学航空系、浙江大学航空系と統合し、華東航空学院を新設 医学院を分離、中国人民解放軍第五軍医大学に改称 文学院哲学系を北京大学哲学系に編入 法学院法律系、政治系を華東政治学院に編入 法学院経済系を復旦大学に編入 文、理、法学院と金陵大学文、理学院、復旦大学外文系徳文組、震旦大学外文系法文組、同済大学外文組、斉魯大学天文算学系、中山大学天文系、浙江大学地理学系地理組を統合し、新制南京大学設立
四川大学地理学系を南京大学に編入 文化大革命の影響で授業停止
授業再開 |
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校訓
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南京大学の校訓は「誠朴雄偉,励学敦行」である。 |
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校徽
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南京大学の校徽は下のものである。
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校歌
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旧南京高等師範学校校歌(2001年南京大学校歌に制定)
作詞:江謙
作曲:李叔同
制定:1916年前後
大哉一誠天下動,
如鼎三足兮,曰知,曰仁,曰勇。
千聖会帰兮,集成于孔。
下開万代旁万方兮,一趨兮同。
踵海西上兮,江東;
巍巍北極兮,金城之中。
天開教澤兮,吾道無窮;
吾愿無窮兮,如日方暾。 |
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旧校歌1
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旧中央大学旧校歌
作詞:汪東
作曲:程懋?
維襟江而枕海兮,金陵宅其中。
陟升皇以臨睨兮,此実為天府之雄。
煥哉郁郁兮,文所鐘。
宏哉黌舎兮,甲于南東。
干戈永?,弦誦斯崇。
百年樹人,郁郁葱葱。
広搏易良兮,?之風。
以此為教兮,四方来同。 |
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旧校歌2
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旧中央大学新校歌
作詞:羅家倫
作曲:唐学咏
制定:1930年代
国学堂堂,多士蹌蹌;
励学敦行,期副挙世所属望。
誠朴雄偉見学風,雍容粛穆在修養。
器識為先,真理是尚。
完成民族復興大業,增加人類知識総量。
進取,発揚,担負這責任在双肩上。 |
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旧校歌3
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旧金陵大学校歌
作詞:胡小石
曲:米国コーネル大学校歌
制定:1931年
大江滔滔東入海,我居江東,
石城虎踞山蟠龍,我当其中。
三院嵯峨,芸術之宮,文理与林農,
思如潮,気如虹,永為南国雄。 |
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学部・専攻
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天文学系
天文学
数学系 数学与応用数学 信息与計算科学 統計学
物理学系 物理学 応用物理学
化学化工学院 化学 応用化学 高分子科学与工程
生命科学学院 生物技術 生物科学
環境学院 環境工程 環境科学
大気科学系 大気科学 応用気象学
地球科学与工程学院 地質学 地球化学 地質工程 水文与水資源工程
地理与海洋科学学院 資源環境与城郷規劃管理 地理信息系統 城市規劃 旅游管理 海洋科学
電子科学与工程系 電子信息科学与技術 生物医学工程 声学 通信工程
計算機科学与技術系
計算機科学与技術
材料科学与工程系 材料物理 材料化学
医学院
臨床医学
口腔医学
工程管理学院 自動化 管理科学与工程類 信息工程
文学院
漢語言文学
戯劇影視文学
歴史系 歴史学 考古学 文物鑑定与修復
哲学系
哲学
新聞伝播学院 新聞学 広告学 広播電視新聞学
社会学系 社会学 社会工作 応用心理学
公共管理学院 行政管理学 労働人事与社会保障 政治学 教育技術学
信息管理系 信息管理与信息系統 図書館学 档案学 編輯出版学
法学院
法学
海外教育学院
対外漢語
商学院 経済学 国際経済与貿易 電子商務 工商管理 会計学 金融学 市場営銷 人力資源管理学
外国語学院 英語 ロシア語 日本語 フランス語 ドイツ語 スペイン語 朝鮮語
建築研究所
建築学
軟件学院
軟件工程 |
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教育研究機関(主なもの)
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固体微結構物理国家重点実験室
計算機軟件新技術国家重点実験室
配位化学国家重点実験室
医薬生物技術国家重点実験室
内生金属鉱床成鉱機制研究国家重点実験室
汚染控制与資源化研究国家重点実験室
海岸帯与海島開発実験室
中尺度災害性天気実験室
介観材料科学実験室
近代声学実験室
生命分析化学実験室
教育部水処理与水環境修復工程中心
江蘇省高技術研究重点実験室
江蘇省光電信息功能材料重点実験室 |
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管理部門
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党委弁公室
紀委弁公室
組織部
宣伝部
統戦部
団委
工会
校長弁公室
人事処
人材培訓交流中心
教務処
科学技術処
社会科学処
学生公作処
国際合作与交流処
財務処
審計処
監察処
保衛処
基本建設処
発展委員会
網絡信息中心 |
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党委書記
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氏名
性別
出生
民族
学歴
職歴 |
洪銀興 男 1950年09月 江蘇省常州市生まれ 漢族
1976年01月 南京師範学院外語系卒 1982年10月 南京大学経済学修士 1987年10月 中国人民大学経済学博士 1976年01月 南京師範学院政教系教員 1982年11月 南京大学経済学系教員 1987年10月 南京大学商学院教員 1988年05月 南京大学商学院経済系主任 1988年12月 南京大学国際商学院教授 1990年03月 南京大学国際商学院副院長 1995年07月 南京大学国際商学院院長 1997年07月 南京大学副校長 2003年11月 南京大学党委書記 |
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校長
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氏名
性別
出生
民族
学歴
職歴 |
陳駿 男 1954年11月 江蘇省揚州市生まれ 漢族 1985年 南京大学鉱床学博士 1989年 英国帝国理工学院地質系博士後期 1986年 南京大学地球科学系講師 1990年 南京大学地球科学系副教授 1992年 南京大学地球科学系教授 1993年 南京大学地球科学系主任 1997年 南京大学副校長 2006年05月 南京大学校長 |
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歴代党委書記
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1953年~1955年
1955年~1957年
1957年~1963年
1963年~1966年1966年~1968年
1968年~1970年
1970年~1975年
1975年~1978年
1978年~1982年
1982年~1984年
1986年~1989年
1990年~2003年 |
孫叔平
陳毅人
郭影秋
匡亜明
彭冲
方敏
王勇
周林 匡亜明
章徳
陸渝蓉
韓星臣 |
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歴代校長(院長)
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1902年~1902年
1902年~1902年
1905年~1911年
1914年~1919年
1919年~1925年
1927年~1930年
1930年~1931年
1932年~1932年
1932年~1941年
1941年~1943年
1943年~1944年
1944年~1945年
1945年~1947年
1948年~1949年
1949年~1951年
1951年~1957年
1957年~1963年
1963年~1966年
1978年~1982年
1982年~1984年
1984年~1997年
1997年~2006年 |
繆全?
陳三立
李瑞清
江謙
郭秉文
張乃燕
朱家?
李四光
羅家倫
顧孟余
蒋介石
顧毓琇
呉有訓
周鴻経
梁希
潘菽
郭影秋
匡亜明 匡亜明
郭令智
曲欽岳
蒋樹声 |
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キャンパス
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本部キャンパス
住所:江蘇省南京市漢口路22号
浦口キャンパス
住所:江蘇省南京市浦口学府路8号
仙林キャンパス
住所:江蘇省南京市寧海路122号 |
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国内
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南京大学の国内対外関係について特記事項はない。 |
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国外
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南京大学は創設以来一貫して、海外との交流、協力を中国で最も活発に行っている大学の一つとして数えられる。南京大学は海外の一流大学、研究機関との間で緊密な協力関係を築いているが、その中でも1980年代に設置された南京大学-米国ジョンズホプキンス大学中米文化研究中心は、改革解放後に中国で最も早く設立された、高等教育分野での長期的国際協力プログラムである。 |
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南京大学図書館
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南京大学図書館は、中央大学図書館と金陵大学図書館をその源流とする。
中央大学図書館は1902年に三江師範学堂蔵書楼として創設された。その後、1905年に両江師範学堂、1915年に南京高等師範学院、1920年に東南大学、1927年に第四中山大学と校名を改め、1928年に中央大学図書館となった。1937年時点での蔵書数は40余万冊であった。
金陵大学図書館は1888年にアメリカの教会が南京で開設した、基督、益智などの書院が前身である。それらが合併改組して1910年に金陵大学堂となり、1915年に金陵大学となった。金陵大学図書館の蔵書数は1937年時点で32万冊であった。
1949年に中央大学が南京大学と改称し、1952年に金陵大学と統合して新制南京大学となったが、このときの南京大学図書館の蔵書数は73万冊であった。
南京大学図書館は2007年時点で分館も含めた総面積は5万平米、閲覧室20室、閲覧席3千席で、130人の職員で運営されている。 |
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南京大学校史博物館
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南京大学校史博物館は1999年5月に設立された。南京大学校史博物館は旧南京大学図書館内に設置され、総面積1,400平米、展示面積1,000平米で、「百年校史」、「今日南大」、「百年英才」、「多媒体演示」、「礼品庁」の5つの展示スペースで構成されている。 |
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南京大学地球科学博物館
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南京大学地球科学博物館は南京大学地球科学与工程学院に属する自然化学系博物館である。恐竜の化石、岩石標本、火山噴火物などが展示されている。 |
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定期刊行物
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南京大学学報(自然科学版)
南京大学学報(哲学・人文科学・社会科学版) |
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